ついに完結。
いやーーー読み応えすごかった。
4巻も相変わらず分厚いし、番外編集の小冊子もあったけど、本編は半分くらいまでで、残り半分は番外編と後日談って感じでした。
あらすじ
誓おう、愛は傍に在ると。】
紙書籍に付いている番外編小冊子も収録!!
蘇った夷陵老祖を討伐するため、 四大世家が再び決起する。 けれど、今の魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の隣には、迷いない瞳の藍忘機(ラン・ワンジー)がいてくれた。
彼への想いを募らせる魏無羨だが、互いの肌に触れ口づけた夜、どうしようもなく惹かれる自分と、その想いが叶わぬことを知る。
そして過去の謎が紐解かれる時、何度も重なってはすれ違い続けた二人が辿り着く愛の形は――。その後を描いた番外編は、魏無羨が少年たちを率いて夜狩に繰り出す「鉄鉤」、忘羨(ワンシエン)が淫靡な夢の世界に迷い込み情欲に溺れる「香炉」など、八つのお話を収録。
あの日の旋律が、永遠に続く誓いへと変わる。
https://booklive.jp/product/index/title_id/988432/vol_no/004
全巻読んだレビュー
ストーリー:★★★★★
テンポ:★★★★☆
名前の覚えづらさ:★★★★★
胸キュン:★★★★★
えち度:★★★★☆
最終巻だからか、えちえちなシーンは迫力すごかった(笑)
※ただ、ここまですごいのは最終巻だけだった。
4巻の流れ
2人の謎の女が訪ねてくる。(金光瑤関連)
↓
魏無羨と藍忘機、愛を誓い合う(?)
江澄の霊力の真相
↓
雲萍城へ
宿でイチャつくクソバカップル
例の風呂桶事件(R18描写あり)
↓
謎の観音廟で最後の戦い?
様々な謎の真相が明かされていく…
↓
後日談・番外編
4巻は特別大きな回想がなかったので、いつもの時系列で「???」ってなることもなかった。
でも魏無羨が実際どうやって死んだのか明かされることはないんですね。
欲を言えば知りたかったなぁ。
番外編は作者変わった?ってくらい迫力あるR18描写。
「こんなん同人誌やん…」と衝撃でした。
金光瑤の秘密?
2人の女が訪ねてくる。
パパが腹上死したってのと、実は金光瑤はヨスガっちまってたこと…
Oh…エグすぎて笑えない。
まぁあのパパの死に様は「ざまぁ」としか思わんよね。
愛を誓い合う
魏無羨と藍忘機は食べ歩きしながら今までの思い出の場所へ行ったりで楽しそう。
木から落ちる魏無羨を受け止める藍忘機尊すぎる…
「もうとっくに三拝した!」っていうの、ググったら誤訳だったらしい(笑)
2人で両親へ挨拶!?結婚するの?
って思ってたら江澄に全部見られてた。おっふ…
ここで江澄の金丹の真相が。
あの時、実は霊力は既に完全に失っていた…だと!?
あの時の蔵色散人の話は魏無羨の嘘だったんか。そんな…
江澄と魏無羨の関係って、主従のようで兄弟のようで幼馴染のようで親友のようで、いつも言い争いばかりしてても仲は良くて信頼し合っていて。
だからこそあの状況下、魏無羨なら絶対そうするっていうのは分かる。
それを江澄にはずっと黙ったままっていうのも。
そして江澄もあの時の真実を魏無羨には言わないっていうのが…この2人らしいというか何というか。
お願いだからみんな幸せになってくれ…
雲萍城へ
謎の観音廟を見つける。
「藍忘機ここに参上」が面白すぎて腹抱えて笑ったwww
ここから一気にR18に。
しごきあうなww
そんで風呂桶ぶっ壊すなwwww
酔いが覚める藍忘機さん草
結局部屋別々になったけど、魏無羨は居ても立っても居られなくて一人で外に出る。
これ、本当に外に出てよかったな!?
出なかったらどうなってたんだろう。
しごきあって結果的によかったね!(?)
観音廟
観音廟では金光瑤が昔埋めた何かを掘り起こそうとしている様子。
血の不夜天、狂乱状態になってた魏無羨を、実はあの時なんとか彼を助けたのは藍忘機だった。
藍忘機健気すぎて泣くんだけど…
藍忘機の体の鞭の跡は、魏無羨を庇った罰だったのか。
彼はそこまでして助けた魏無羨が死んだと知った時はどういう気持ちだったんだろう。
ここで衝撃だったのが、藍忘機が魏無羨を好いているのは周知の事実だったってこと。
周囲からは、もうとっくにこいつらデキてるって思われてたってことかよ!
こんな状況下でよく愛の告白できるな!!!
P.133の「俺をしっかり抱きしめてて!」のくだり、「何やってんのこのバカップル…」ってなった(笑)
耳障りな音でも魏無羨を抱きしめることをやめない藍湛に並並ならぬ愛の深さを感じた。
で、魏無羨がそれに気づいて藍湛の耳をふさぐのもよかった。
江澄!!
お前のこと好きだよ!!!!大好きだ!!!
江澄、最初は口悪いし物騒なやつっていうイメージだったけど、最終的にこんな大好きになるとは思わなかったよ…
そもそも蘇渉が呪いなんてかけなければあんな悲劇が起きなかったんや…
やはり全ての黒幕は金光瑤?と見せかけて、まだ他に誰かいるっぽい。
江澄、金光瑤に向かって「娼婦の子」は地雷ワード…
金光瑤どこまで本音で嘘なのか分からん。
ただパパはぶっちゃけ殺されても仕方ないだろって思う。
こいつ(金光善)がもっとまともな人間だったら、最初からこんな悲劇起きなかったんや…
聶明玦
温寧と聶明玦登場。
なんか最終決戦?だからかオールスター感あるな。
聶明玦は聶懐桑、金光瑤、藍忘機の兄貴。
みんな兄上って呼ぶのなんか切ないな…
しかし聶明玦は完全に自我を失っているから大暴走。
温寧を恨んでいるはずの金凌・江澄が受け止めるところいいな…
金光瑤が涙を浮かべたのは手の痛みなのか、蘇渉の死なのか。
でも一応情はあったっぽい?から悲しかったのかな…
金光瑤ってサイコパス野郎だと思ってたけど、普通に人間らしくてなんか憎めない。
江澄が魏無羨に鬼笛陳情渡すシーン、その他戦闘シーンはめっちゃアニメで見たい!!って思った。
無事に聶明玦を棺に封印できてすべてが終わった後、魏無羨がぴょんと飛び降りて藍湛が抱きしめるのめっちゃよい…。
こいつら戦い以外はずっとイチャついてるな…
もう一人の黒幕は…
ええええ金光瑤こんな死に様ある???
なんでこの状況下でホワイさんがいるんだろうっていうのは疑問に思ってた。
だってどう考えてもいらんし…
でも4巻読む前に、「もし金光瑤以外に黒幕がいて、ホワイさんだったらどうしよ〜」とか能天気に思ってた。
それで4巻読み始めて、どう考えても金光瑤以外にもう一人真の黒幕がいそうな雰囲気、そこで整理していくと「あれ?黒幕であり得そうなやつ、こいつしか残ってなくない?」って思ってたけどあまり考えないようにしてた。
あの無能キャラが好きだったんだけどなぁ(涙)
無能ムーブ本当に上手かったんだなこいつ…
でも本当に詳しいことに関しては明かされないまま。真相は闇の中。
藍曦臣可哀想なんだけど…これは「この腐った世の中で生きていく上でお人好しな性格は損するんだぞ」っていう教訓?
藍湛ってゴリラ?腕力どうなってんの?
そんな端麗な見た目しといてバキバキのゴリラだったんか。
仙子めっちゃ賢いな。
金光瑤が連れてきた犬。
めっちゃ良い叔父上で、彼があんな境遇じゃなかったらこんな歪まなかったのになぁって思う。
温苑助けたの藍湛だったのか〜
魏無羨・藍忘機・温寧・藍思追4人のシーン泣いちゃう…
アニメ早く見たい。
番外編
ずーーっとイチャイチャイチャイチャ…
こいつら一生セッしてるな???
「香炉」は作者の描きたいもの性癖全開で全部詰め込みました!感すごい。
ここまで濃厚なやつを活字で読むの実はあんまり得意じゃないから、読んでて若干しんどくなった(笑)(じゃあ読むな)
本編のシリアスと温度差激しすぎて風邪ひくわ…
まぁここまでツラい展開が多かった分、目一杯幸せにしてやろうという作者のファンサービスなんでしょうね。
莫玄羽もまさか自分の体が魏無羨によってこんな風に使われてるとは思わんだろうなぁ(笑)
藍湛、お兄様がせっかく持ってきてくれた笛捨てたんか。なんかシュール(笑)
魏無羨もかなり体力ある成人男性なのに、それを上に乗せて毎日寝てる藍忘機…さすがゴリラ。
まさか義城編にもつながる話ぶっ込んでくるとは…(「悪友」)
番外集えちえちばっかりなんかなって思ったら普通の話ばかりで嬉しかった。
「奪門」「鉄鉤」みたいな、ちょっと怖くてハラハラするけど面白くて仕方ないみたいな話永遠に読んでたい。
今後もこんな風に番外集出してくれ…
「蓮蓬」はめっちゃアニメで見てみたい。
藍忘機は二羽のウサギになんて名前つけたんや?まぁどうせ魏無羨関連っしょ?知らんけど
一番最後の「雲夢」、輪投げで藍忘機「かかったら私のもの」っていう台詞で「あ〜こいつら公共の場とか関係なしに絶対イチャつくやん」って思ってたら案の定(笑)
藍忘機が欲しいものなんて、お前以外この世にないんだよ!!
最後の最後、微笑ましくてほっこりした。
でも輪投げの輪っか勝手に持って帰るな(笑)
まとめ
いろんなものを失って、でもいろんなものをまた得られて。
メインは壮大な愛の話だったけど決して美しいものばかりではなく、憎悪や悲しみ、どうしようもなさで「救いがないな…」って思うシーンも多かった。
忘羨はハッピーエンドだったけども、他のキャラ含めて全体的にいうとすれば全然ハッピーエンドじゃない。
そんな中、どれだけ時間が経っても変わらない愛や、真実を言わない・嘘をつくことの優しさなど、なんとも人間臭いエゴに救われるところもあった。
金光瑤、憎めないなぁ。やったことはマジで最低最悪だけど。
江澄のことこんなに好きになるなんて。
またアニメ最初から見たいから、dアニメストアニコニコ支店入った。コメ付きだったら解説あるし。
アニメOPの歌詞見たら「これって藍湛の歌だったのか…」ってなりますね。
完結編のOP・EDも好きすぎて聴きまくってる。
「君と私の間に、『ありがとう』と『ごめんなさい』は不要だ」って台詞、2人の間にある絆や深い信頼、愛情が感じられて素敵だな〜って思った。
あと魏無羨のお母様の言葉、「自分がしてあげたことは忘れても、してもらったことは忘れるな」(うろ覚え)はすっごく心に響いた。
本当に良い作品でした。
ありがとう魔道祖師!!