アニメ化もされた大人気漫画。
一応BLだけどBL要素は少なめ。
BLでありがちな濃い描写は全然なく、恋愛作品というより人間ドラマ風な作品です。
これ、本当にBL漫画???というくらい少年誌か青年誌の青春群像劇風な始まり方。
多くの人は、この表紙を見てまさかBL漫画とは思わないでしょうね。
少年漫画か青年漫画でありそうな表紙。
でも「ギヴン」って基本的にBL的な描写は少なめ、あっても濃厚な描写はなくあっさりで終わるから、腐女子・腐男子じゃなくても漫画読んでる・アニメ見てるって人多そう。
あらすじ
好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日。上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!
レビュー
ストーリー:★★★★★
作画:★★★★★
えち度:☆☆☆☆☆
感想
音楽漫画はやっぱり作画も大事だけど、人間ドラマ、そして何より「音が漫画から聴こえてくる」ものじゃないとダメで、「感情に訴えかける音楽」が「BL」とすごくマッチしているんだと思う。
友達もそこそこいて音楽が好きな、どこにでもいるギター男子高校生の立夏がアンニュイな雰囲気でつかみどころがない真冬に翻弄(?)され始めてるのが面白い。
ポメラニアンみたいにぽわ〜っとしてて、未だに謎が多い真冬。
何か重い過去を背負ってそうで、音楽を始めた原因もそこにありそうな予感。
立夏が鳴らしたギターの音によって世界が変わった真冬、真冬の歌声によって世界が変わった立夏。
このシーン、アニメもすごくよかったなぁ。
テンポはクソ悪かったけど。(かなりゆっくりめだった)
どうかアニメ2期やってほしい。
その時ももちろん主題歌はセンチミリメンタルさんで。
まとめ
まだ1巻の時点では、音楽が好きな若者達が主役の正統派バンド漫画という印象。
真冬の過去とは一体!?と、そっちが気になってしまって、BLと言われないとBL漫画と気づかないレベル。
これをBLと呼ぶのは現時点では
1巻の時点では、ありがちなBL要素は全然なし。
あるとしても匂わせ程度。
真冬のミステリアスな雰囲気が魅力的。